代表者ご挨拶

未来を読み解き、イノベーションを起こす

株式会社 ZENブランディング
代表取締役
高木文堂

衝動的で何をするか分からないトランプ大統領の登場で、世界の政治・経済情勢は混沌としています。同時に、AIやIoT革命などテクノロジーの急速な進化も容赦なく押し寄せています。

「この激変する事業環境の中で、我が社が生き残るにはどうしたら良いのだろうか?」これが多くの経営者が抱えている率直な悩みではないでしょうか?

こうした中で必要なのは、冷静に未来を読み解き、イノベーションを起こし続けることです。

現代は非連続の時代と呼ばれるように、過去と現在の延長線上に未来はありません。未来を正確に読み解くことが、生き残るためにかつてなく重要となっています。

また、新しい商品やサービスを創り出しても、すぐに真似されてしまうため、市場の中で競争優位を維持するためには、イノベーションを起こし続けることが不可欠になっています。

外交官の仕事はマクロ分析

私は外交官として15年働いた後、ニューヨークで金融専門の国際弁護士になり、その後、郷土の福井県における10年間の政治活動を経て、経営コンサルタントに転身したという変わり種です。

一見、脈絡のないキャリアに見えるかもしれませんが、転身を重ねる中で一貫して私が大事にしてきたことがあります。

一つは、マクロ分析を大切にすることです。マクロ分析というのは、広く世界や日本の政治・経済がどうなるかという分析です。外交官の仕事は、世界の政治・経済の動向を分析して、日本の外交政策を立案・実行することです。

経営コンサルタントとして働いて分かったことは、このマクロ分析の手法はクライアント企業の経営戦略の立案をお手伝いする場合も不可欠ということです。

異なるキャリアでイノベーションを起こす

もう一つ、大事にしていることは、これまでのやり方にこだわらずに、新しいやり方を試してみる、つまり、イノベーションを起こすことです。イノベーションはテクノロジーやビジネスの分野に限った話ではありません。

私は外務官僚としては、それまで「アリバイ工作」としかみなされていなかった邦人保護の仕事を、「海外安全相談センター」を設置するなど「外務省で最も感謝される仕事」に変えたという実績があります。

また、政治活動においても、2003年の福井県知事選挙で、全政党とあらゆる組織が支持する対立候補を相手に、「脱原発」を唱えて草の根ボランティア選挙を戦い、開票速報で共同通信が「『脱原発』の高木文堂氏 福井県知事戦当選」の誤報を流すほどの大接戦に持ち込みました。

原発推進の壁は厚く結果的に敗れましたが、組織ぐるみの保守王国の選挙のやり方にイノベーションを起こしたと考えています。

行動とスピードが勝負を決める

30年前に世界の頂点に登りつめた日本経済が、いまだに「空白の20年」(まもなく「空白の30年」)から脱することができないのは何故なのでしょうか?

一つは、製造業の成功体験に縛られて、工業社会から情報社会へのパラダイムシフトに適応できなかったことであり、もう一つは、情報革命への不適応と密接に絡んでいますが、以前のように、破壊的イノベーターを生み出すことができなかったことです。

この失敗を繰り返さないためには、冷静に未来を読み解くことと、もう一度、イノベーションを生み出すことです。

もちろん、未来を正確に予測することは誰にもできませんが、当社では、先進的なグローバル企業でよく用いられているシナリオ・プランニングという手法を使って、各業界の未来を予測しています。

また、イノベーションの重要性の高まりに伴い、近年、イノベーションのための様々な理論と手法が開発されています。当社では、こうした最新の理論と手法を駆使しながら、新規事業を構想、立ち上げる新規事業開発ワークショップをクライアント企業にご提供しています。

シリコンバレーでスタートアップ企業の経営者たちと話をすると、「日本企業は信頼できるが、気が遠くなるほど行動が遅い。一方、中国企業は口先だけで平気で約束を破るが、とにかく、行動が早い。結局、行動が早い中国企業と組むことになる」と口を揃えます。

いま、求められているのは、行動とスピードです。

すぐ、目に見える成果につながらなくても、何か行動を起こせば、確実に、未来は変わります。

あなたもイノベーションを起こすために、何か始めてみませんか?

 
代表プロフィール

東京大学法学部卒業後、外務省入省。オックスフォード大学キーブルカレッジ卒。
熊本県国際課長、在ニューヨーク総領事館領事などを経て退職。ニューヨーク大学ロースクール修士課程を卒業し、ニューヨーク州弁護士資格を取得。金融専門の国際弁護士としてウォール・ストリートの国際法律事務所(Cleary, Gottlieb, Steen & Hamilton)にて活躍。
帰国後、郷里の福井県で10年間、政治活動に携わる。2003年福井県知事戦で「脱原発」を訴えて惜敗後、2007年福井県議会議員選挙でトップ当選。ビジネスの世界に戻った後、ブランドコンサル会社を経て、2013年株式会社ZENブランディングを設立。東証一部上場企業の中期経営計画、ブランド戦略の立案を支援、老舗企業の創業以来の最高益を実現するとともに、新規事業の立ち上げを支援するなど、クライアント企業の経営革新に貢献している。